なぜレベル7に引き上げられたのか?

なぜレベル7に引き上げられたのか?

原発事故評価が一気にレベル7に引き上げられて私もかなり精神的ダメージを受けました。

何百キロメートルにもわたって被害を及ぼしたチェルノブイリと同じ規模の放射能汚染が日本人を半永久的に苦しめることを意味するからです。健康だけの問題でなく、日本からの輸出品、観光業に対するダメージも計り知れないものがあるでしょう。

これまで苦しげにレベル5で抑えてきた日本政府がなぜここにきて一気に事故評価を2段階も上げる必要があったのでしょうか?IAEAなど他の原子力機関がチェルノブイリ以下だと言っているのにも関わらずです。

番組中で青山繁治氏はアメリカに媚びて(アメリカの圧力に負けて?)引き上げたといっていますが、それでアメリカの議会の承認がとりやすくなるというのはいまひとつ腑に落ちない説明だと思います。

たしかに今回アメリカからの指示があったのは間違いないでしょう。しかし本当の理由は大量の放射能を海に捨てたことにより中国、ロシア、韓国などの国際的非難が高まっていることに対する防衛策なのだろうと思います。もしレベル5のままであれば数百兆円~天文学的数字の賠償金を吹っかけられる可能性があります。レベル7という最悪の事故の状況下であれば海洋汚染も仕方のない処置だったのかという印象を与えることもできるでしょう。

おそらく日本は国際的批判をかわすためにアメリカに頼ったのでしょう。その代わり同じお金が姿を変えて友達作戦の代償としてごっそりと支払われることになるのでしょう。賠償金の支払いのためにアメリカの国債が処分されるリスクも回避されるのです。

世間知らずのボンボンが引き起こした大事故。
事故処理にあたるアメリカがたかり屋を排除することでたんまりと報酬をいただくという図式です。

トラックバック

  1. 復興構想会議

    20程度ある会議がまた、ひとつ増える。議長は、五百旗頭氏で防衛大学校長が就任する。議長の就任会見を聞いても全く期待できない、完全に人事のような会見で血も涙もないように聞…

    トラックバック投稿者: 或る青年経済人の覚書 — 2011年04月16日


  1. ponta より:

    INESの国際評価尺度は①放射性物質の量②原子力施設の壊れた規模
    ③被曝した作業員数④被曝による死亡者数とありましたがレベル7の場合放射性物質の量が数万テラベクレル以上とあります。今回の事故での放射性物質の量は安全委発表で63万テラベクレルなので、それでレベル7になったのでしょうか。INESの評価尺度は被害評価要素が4つ有りますがその内一つでも7を超えたらレベル7と評価されるものなのでしょうか。
    誰が決めるんでしょうか。評価基準の決め方を教えて下さい。

    • 新太 より:

      pontaさん、

      私のほうでも詳しいことはわかりませんが、まちまちの評価が出てくるということは基準がはっきりと決められていないのではないかと思います。

      日本の安全保安員が政治的、感覚的に決めたのではないでしょうか。

      • ponta より:

        新太さん

        コメント有り難うございます。
        やはり今の評価基準は厳密ではないのでしょうね。
        先日、フランスのサルコジ大統領が国際安全基準を
        提唱していましたが、その流れで今の評価基準も
        見直されていくのでしょうね。

  2. はるちゃん より:

    このビデオとは直接関係ないのですが、最近とっても気になっていることがあります。

    今回のように集団で放射能に被曝した場合の影響についてちょっと怖い仮説があります。「集団積算線量」などで検索すれば情報が得られます。

    東京を含む一定の地域では、今回の事故で全ての人が内部被曝をしています。内部に放射能をかかえた人は、それぞれが放射線源となりますので1人あたりの内部被曝量は集団の人数の乗数となりえます。
    つまり1人あたりの被曝量が1なら100人の集団で100倍になる可能性があるというものです。
    この仮説は科学的には証明されていませんが、論理的に全く間違っているとはいえないように思えます。
    ガンマ線は車の中にいても、ほぼ100%透過すると言われています。

    学校など、集団で生活している空間では、いくら自身で気をつけていても、まわりの人から放射線を浴びてしまうということです。

    • 新太 より:

      はるちゃん、

      集団積算線量とはびっくりです。

      東京は200km以上離れているから大丈夫なんて安易すぎるんですね。
      ツイッターで突然鼻血をだしたというツイートも多く見かけます。

      相手が放射能ですからまだまだわからないこともたくさんあるのでしょう。

      今回アメリカは無人偵察機を何度も飛ばしてかなり正確な情報をもっているはずですから、彼らが政治的要素を抜きにして正しくレベル7と評価したとするならばやはりかなり怖い話です。

      現実問題としてほとんどの人はどんなに危険になっても仕事を捨てて移り住むなんてことはできないわけで、状況を受け入れることしかできないわけです。

      すくなくとも原発推進派を全員公職から追放しなければ気がすみません。

      • はるちゃん より:

        補足ですが、

        集団被曝による相乗効果については、放射線医学総合研究所にも確認しましたが、「可能性は否定できない」ということを確認しました。

        また、チェルノブイリに関すするレポートには集団被曝によるガンの発生率の上昇を認める報告もあるようです。

        100人の集団なら100倍とまでは言わないまでも、10倍や20倍は覚悟しなければいけないとなると、電車や学校などの環境では放射線量の確認くらいはした方がいいのかもしれません。

        実証データが乏しいようなので、この機会に長期的な観測をすることも

  3. 復興構想会議

    20程度ある会議がまた、ひとつ増える。議長は、五百旗頭氏で防衛大学校長が就任する。議長の就任会見を聞いても全く期待できない、完全に人事のような会見で血も涙もないように聞…

  4. はるちゃん より:

    ラジオ番組でしょうか。聞かせていただきました。
    つっこみどころ満載のラジオですね。

    青山さんがこれほど科学を解っていないとは知りませんでした。
    今回の問題でジャーナリストや評論家の実態が浮彫りになったことは不幸中の幸いの一つです。今まで活躍していた人たちが突然素人以下になってしまう光景を沢山目にしました。専門外のことについてはコメントしない方がいいですね。

    今回の事象は全ての人にとって全く初めての経験でしたので、私のような素人でもジャーナリストや評論家以上の知識を得ている場合があります。

    1.「チェルノブイリとは違うので安全」と言っていますが、
    長期被曝の危険性については全く言及していない。1週間程度で収束したチェルノブイリやスリーマイルと、1ヶ月経ってもまだまだ収束していない福島を比較できない。そもそも大きな放射線被害のデータは広島・長崎やチェルノブイリしかありません。広島・長崎は古いし、チェルノブイリはいい加減なデータしかありません。

    2.海洋汚染、魚に対する放射能の影響について「問題ない」と言ってますが、
    数値は何ベクレルなんでしょうか?
    青山さんは問題ないと言っていますが、私たちは自分で判断したいので、正確な数値を公表していただかなくては食べられません。
    野菜についても同様で、基準以下だから大丈夫ではなく、○○ベクレルなのかを表示してください。
    判断は私達で行います。

    3.「コウナゴの汚染は大気中の汚染」???
    びっくり!
    大気の放射性物質が水中のコウナゴに汚染。?(っな訳ないだろ!)
    するわけがありません。
    冷却水を途中から淡水に変えたので、比重の軽い淡水に紛れて放射性物質が放出され、水面にいるコウナゴが被曝したのです。
    海洋汚染は国際的に賠償などの大きな問題を含むので、、、

    眠いので、今日はおやすみなさい。

    • 新太 より:

      はるちゃん、

      鋭い突っ込みですね。私もなんとなく変だなと思いながら青山さんに自信たっぷり言われてしまうと妙に信じ込んでしまいます。

      心の中にチェリノブイリ以下の事故であってほしいという意識があるので彼の言うことを信じたくなるようです。

      保守派の言論は実に耳障りがよく、勇気と自信を与えてくれますが突き詰めて考えていくと理論的でないことが多いですね。

      彼が最後に救国内閣の首相として平沼 赳夫を強く押しているのがもうひとつの謎です(すみませんこれではなく他の番組でした)。かなりずっこけました。

      どっちかというと理論的に少々おかしくても堂々と議論する自信のある青山さんのようなタイプが私は首相にふさわしい気がします。

      今の民主党は突っ込まれるのを恐れ機械的な言論を繰り返すので国民をしらけさせているのではないでしょうか。

  5. より:

    コウナゴはいつから肺呼吸に進化したんだっけ?

  6. yojituraku  より:

    チェルノブイリーでは、膨大な黒鉛が燃焼し、放散したガス量は極めて大きく
    ガス放散での放射能汚染量は福島よりも二桁以上多いと推定される。
    というのは、事故から1週間の30km圏内避難民の累計被曝量が250~750ミリシーベルトに対し
    事故から40日後の飯館村では、その1/100以下の累計被曝量3ミリシーベルトにも達していない。 これで、どうしてチェルノブィリと同列になるか?

    風評被害を増大して、福島と日本に打撃を与えたいという反日左翼勢力の陰謀がある。 福島は第産の原爆だとまあよく言いますね
    第三の原発被害は、シナ暴力団がウィグルで核実験にて、
    70万人の犠牲者を出したのがそれだ。
    方や福島では、原発でどれだけの犠牲者が出たと言うのだ。
    風評被害が膨大なだけだ。 
    これが反日左翼の狙いなのだ。 新太さんも騙されてはいけない。

    • 新太 より:

      以下の動画は見られたでしょうか?

      http://www.youtube.com/watch?v=P4KXX24Dv1U&feature=player_embedded

      日本国内の報道では隠されているようですが、3号機の爆発は明らかに1号機の水素爆発とは違いますね。どうやら3号機の使用済み核燃料プールが爆発しているようです。

      政府はこのような事実を隠蔽しているわけで、実際には報道よりも恐ろしい放射能の拡散が行われた可能性がありそうです。

      それから日本政府がレベル5から7へ引き上げたのは左翼勢力影響というわけではなく、アメリカ側の主張です。

      原発の事故や核兵器の使用はもはや人類の破局を意味します。もはや右翼だ左翼だと騒ぐのは長州だ薩摩だと言って大砲を打ち合っているのと同じようなものではないでしょうか?


この記事のトラックバックURL:

コメントを投稿する




»
«