現代の勝海舟か(中野剛志)

現代の勝海舟か(中野剛志)


超人大陸2月14日号 中野剛志氏の動画へ


今も経産省に席をおきながらこれほど痛烈に国の政策を批判する人がでてきたのは痛快です。

おそらくこれほどズケズケと物をいう人は経産省の中で嫌われて、京都大学に出向ということになったのでしょう。
普通はそれで話は終わるのでしょうが、この人は決して黙っていなかった。水を得た魚のようにネットの世界で活躍を始めました。

TPP反対の中野剛志氏と開国論者の勝海舟では意見が反対のように思われますが、役人の立場でありながら歯に衣を着せず国の将来を憂いて正論を説いた二人の姿が重なって見えます。


  1. hatimitutoringo より:

    データを示して、説得力のあるご意見ですね。

    まあ、空き缶ならば乗るしょうが、まともな政治家なら、そんなことは考えないでしょう。

    まあ、あと1,2ヶ月で終わる総理ですから、次を考えなくちゃ(*^。^*)

    • 新太 より:

      hatimitutoringoさん、

      コメントありがとうございます。

      ちょっと前の日本でしたら、アメリカの意向にそって政府と官僚、マスコミがグルになって好きなように政策決定できたのでしょうが、もうそんな『暴挙』は通らないという国民の意思を今回のTPP問題が示してくれるとしたらうれしいことです。

      日一日と菅総理の表情が苦しくなっていきますが、みんなの党もTPP賛成ということで残念ながら私には次がまったく期待できません。。。

  2. yojituraku  より:

    中野氏の「TPP反対論」は、小生は半分は賛同できるし、
    慎重に国益全般を考えて、TPP参加の結論を出すべきでしょう。

    だが、全グローバル化に反対では、実際の経済社会が成り立たない。
    TPPは別にしても、EU&USAの巨大市場を考えると、FTA締結はやはり必要でしょう。
    小生は逆にグローバル化の対応遅れというリスクを感じる。
    ここが日本にとっても悩ましいところだ。

    農協や農水林族の既得制度を守るために、TPP反対の機運に乗じようとしている輩も多い。

    労働人口減少という情勢で、
    むしろ生産性低下を招来する、ばらまき戸別所得補償と減反政策の民主農政は廃棄し、生産性向上方向に、見直すべきである。
    郵政の民営化も中途半端だし、慢性的人手不足の介護・医療関係の問題がある。
    その上で、物づくり日本の競争能力を維持しなければならない。

    これらの問題を、TPPをてこに、一緒に解決しょうとするのが、みんなの党の作戦だろう。残念ながらここは国民の理解は得にくい。

    グローバル化を受動的に捉えるのではなく、
    グローバル化の中でいいものは積極的に取り入れ、日本化していく工夫が必要だ。

    例えば、ミニマムインカム制、等をセーフティネットをしっかり張って、
    その上で、世界標準の同一労働価値・同一賃金制を取り入れ、
    世代間、官民間、正社員/非正規社員間の格差をなくしていく。

    • 新太 より:

      yojiturakuさん、

      ご意見ありがとうございます。

      >農協や農水林族の既得制度を守るために、TPP反対の機運に乗じようとしている輩も多い。

      おっしゃるとおりですね。自由化すべきところが自由化されず、弱いものばかりが競争の波にさらされているのが大きな問題だと思います。

      自由競争をグローバルに取り入れれば経済効率が高まり、理論上は大多数の人々が豊かになっていくはずですが、実際には不幸になっている人が多いというのがなんとも不可思議です。

      国境を越えてすべてを自由競争にさらす前に解決しなければならない大事な問題が山ほどあるわけで、TPPはその後でもいいんじゃないかと私は考えます。

      いままでどおり『アメリカの要求ならなんでも応じますよ』という態度であれば私は断固としてNOを言いたいです。

  3. 野分 より:

    はじめまして、こんばんは。
    最近、中野さんのファンになった者ですが、中野さんの主張を受け入れるだけなのが今の現状なので、色々勉強しているところです。

    yojiturakuさんの投稿を見て思ったのですが、今後の日本の進むべき道はグローバル化しかないんでしょうかね。

    僕は色々夢想するのですが、例えば、精神的に江戸時代を目指すのはどうなんでしょうかね。

    地域社会で強固な人間関係を築いて、権力者に対しては斜に構えて、少々金と暇を持った人は凝った製品を買う。

    元々、日本の製造業の強さは小金と暇を持った旦那衆が担ったことにより、職人が育てられて、基盤が創られたように感じるんですが。

    日本の製造業の強さを維持させるためには、消費者がべらぼうにセンスを磨く以外にはないのではないでしょうか。

    ということで、僕は地域社会再生のための投資を望みたいです。一村一サーバー運動やら、地方政府によるコンテンツの囲い込みと限定付きでの著作権の利用許可やら、社会人の労働時間を減らして地域社会再生の仕事もこなす二足の草鞋運動やら。

    僕は、粋で鯔背な男や、粋であだな女の人を見てみたいんです。

    • 新太 より:

      野分さん、粋なご投稿いただきありがとうございます。
      なんだかほのぼのとした幸せな気持ちになれました。

      グローバル化とはもともとアダムスミスの国富論から出発しているのだと思います。最初から最後の工程まで1人でやるよりも分業化したほうが効率的で社会全体は豊かになるという考え方ですね。

      その延長線上に国家間で分業しようというグローバリゼーションがあって、結局その本質は『合理主義』なのだと思います。

      社会が効率的になれば余った時間を自分の余暇などに使えて社会は豊かになるはずですが、実際は逆ですね。人間の生き方まで合理化してしまってはいけません。おっしゃるように江戸時代の日本人のほうがずっと精神的に豊かな生活をしていたという気がします。

      中野さんもチャンネルさくらの動画で、『2008年でグローバリズムの流れは終わった』と言っていますが、これからは行き過ぎた合理主義に対する反省から、本当の幸せは何かという時代に移行するときがきたのだろうと思います。

      野分さんがおっしゃるように『粋で鯔背な男や、粋であだな女の人』が身の回りにも出てくることを期待したいと思います。

    • yojituraku  より:

      誤解のないように、小生はグローバル至上主義ではありません。
      普遍的に良いものは、どんどん受け入れる。
      それが日本のいい所です。

      逆に日本は、日本のいいところを輸出して、グローバル化させる。
      そのくらいの気構えで行くべきです。

      世界でもどこもやっていない、ミニマムインカム制度など
      新しい互助制度を提案しているのも一例です。

      きっと日本の制度が世界標準となる日が来る。

  4. canon より:

     次代を担う論客へ。氏が官僚として復権できるようなら、まだ日本も何とかなるのかもしれない。
     氏の優れた点は、マクロ経済学、マネタリズム、の視点を失わない経済理論と政策論、歴史観が高度にバランスしている点であると思う。いささかも偏重を感じさせない切れ味が爽快。それでいて、外交等の血なまぐささを理解する力量を感じさせる、高度にバランスした魅力。他のアナリストや経済学者どもは、氏を論破することは到底不可能だ。討論もなかなか成立しない。

     中野剛志氏と高橋洋一氏は、コミュニケーション力を持つ傑出したテクノクラートであると考えます。

    • 新太 より:

      canonさん、ご投稿ありがとうございます。

      中野剛志氏が再び霞ヶ関に呼び戻される可能性は残念ながらなさそうですね。

      霞ヶ関では次官の椅子を争う熾烈な出世争いが繰り返されており、一度エリートコースを外れてしまえば終わりです。

      高橋洋一さんも財務省から三度殺しても殺したりないと言われた人ですね。その後でっち上げと思われる窃盗事件に巻き込まれることになりました。

      官僚組織は真実や正論よりも組織保全、利権争いの論理で物事が決定する
      世界です。日本の方向性を決定する官僚組織を改革できるかどうかに日本の運命がかかっていますね。

      まずはそういう才能のある人たちにどんどん脱藩してもらって外側から霞ヶ関を徹底攻撃していただきたいと思います。


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